WORK & PEOPLE

品質管理職

QUALITY CONTROL

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品質管理部評価技術課 課長

N.I

岐阜大学
工学部 応用化学科

※取材当時

  • 性別や年齢に関わらず、挑戦や活躍の機会がある
  • 技術を追求し、キャリアアップが可能
  • 仕事と子育ての両立がしやすい環境がある
フジミの品質管理は、
評価方法そのものを考える、
創造的な仕事。

私が就職活動をしていた当時は、女性技術職を採用する企業の門戸は狭く、特に化学系企業への就職は容易ではありませんでした。その中でも、当時より男女の隔てなく技術者の採用を進めていたのがフジミでした。実際入社後も、フジミには性別や年齢に関わらず、挑戦の機会や活躍の場があり、私も数多くの経験を積むことができました。

私は現在、品質管理部 評価技術課で課長職を務めています。品質管理部はその名の通り、受入れる原料や、出荷する製品の品質の良否を評価する、ものづくりの入口と出口を担う部門です。部署の名称から原材料や完成した製品をチェックするだけのイメージがあるかもしれませんが、実際の業務では、お客様のニーズによって、必要な検査精度や評価項目が変動するため、その都度、検査装置や評価手法を検討しなければなりません。マニュアル通りの検査や評価の繰り返しではなく、評価方法そのものを考えるとても創造的な仕事です。最近では、高度な安全性や再現性を目的とした検査の自動化も進めています。

品質管理部の中で、私たち評価技術課は、検査装置の選定や評価方法の設計を担っています。この工程を経て、お客様に製品を納品するため、評価技術課は、フジミがお客様と信頼関係を構築する上で重要な役割を持つと言えます。また、評価技術課の業務は、フジミの開発部門や生産部門、社外の検査装置メーカーの方など、社内外の関係者と連携しながら新しい手法や装置を取り入れて、品質の改善にも携わっています。

これまでの検査方法や検査設備ではわからなかった品質問題の原因を解明でき、解決につながることも少なくありません。それだけに原料や製品、検査装置の知識はもちろん、使用する試薬品の成分や取り扱いに関する理解、分析・評価の技法など、幅広いスキルを学び続ける必要があります。それらの多くを私は入社後に身につけましたが、もちろん、大学で培った化学や薬品の基礎知識がそれらの基盤となっています。フジミは研修制度も充実しているため、基本的な化学知識を習得していれば、どの専門分野の出身でも入社後に活躍できると思います。

家庭では2児の母として育児に
奮闘、職場では
フジミの品質
管理力のレベルアップを目指す。

品質管理職の面白いところは、技術の向上を直接的にお客様の満足につなげられるところだと思います。 品質管理職として、お客様の要望より一歩先をゆく提案を行えるように、さらに高い技術を追求していきたいと常に考えています。また、評価技術課長としては、品質管理部内の他職場との繋がりをいっそう強化して、フジミの品質管理力をさらにレベルアップさせることを目標としています。

フジミには、育児支援等の手厚い両立支援制度があり、上司や同僚の支援も得られやすく、仕事と家庭の両立がしやすい環境が整っていると感じます。私が初めて産休を取得した10年前でも、すでに社内では育児休暇の利用が当たり前となっていました。2児の母となった現在も、時短勤務や時差勤務を活用し、周囲の支援を得ながら、仕事と家庭のバランスを取ることができています。今後も技術職としてフジミで長く働いていきたいと思っています。